首筋に水が垂れてきたと思ったら
投稿者:一八 (66)
同級生の女性が夏休みを利用して、友人とある地方へ旅行に行きました。
2泊3日の旅で、宿泊場所は旅館です。
1軒屋の小さな旅館は、風情もありいい感じです。
1日目、2人は街をブラブラ探索をして楽しみました。
夜になり、食事をして2人はテレビを見ながら会話をしています。
12時ぐらいになった時、同級生の女性がトイレへ行きます。
個室に入り、用を足していると首筋に水滴が落ちた感覚を体感しました。
「冷たっ」
同級生の女性は、天井を見ると水が漏れている感じはありません。
すると、隣に誰かが入って来たらしくドアを閉める音がしました。
次の瞬間、背中の戸を叩いて来ます。
「バンバン バンバン」
同級生は、個室から出ると、隣のドアは開いていて誰もいません。
トイレが終わり、「友人かな?」と思って部屋で友人に問います。
しかし、友人はトイレへ行っていないようです。
その夜、2人は眠りにつくと同級生の女性は、金縛りに遭ってしまいます。
そして、次の瞬間、布団の上に知らない女性が座っていたそうです。
30代ぐらいの女性で、髪が長く同級生の女性の顔をじっと見ています。
「うわっー。」
声を出する同級生の女性。
上に座っていた女性は、パッと消えていなくなりました。
「OOちゃん。OOちゃん。」
そして、隣で寝ていた友人が、体を叩いて起こしてくれます。
「どうしたの?すごいうなされていたよ。」
と、友人は言いました。
起きた同級生の女性は、知らない女性が上に座っていた事を話します。
すると、同級生の女性の背中に、赤い血が点々と着いていました。
「これ何?」
「もしかして、トイレで首筋に水が垂れてきた感覚があったけどもしかして・・・」
2人は、2泊するつもりでしたが、1泊で旅館を後にしたそうです。
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