ここまでくると最早動画自体別のものにすり替えられたのだと思い、俺達はCを見やる。
当人はと言えば、何やら動揺したように「は?なにこれ」などと漏らしながら狼狽えていた。
そしてカメラマンはその老人を不自然に通過して手術室へと踏み込む。
例の女性の声色で「おーい」と呼びかけられ、映像の中の俺達はカーテンレールへと近づいていく。
そして、カーテンを勢いよく開け……。
そこで映像は途切れた。
どうやら撮影したのはそこまでのようで、以降の映像はないようだ。
俺達は次第に本物の心霊映像がとれたと感じ始め、少し身震いしていた。
「……お前手術室で写真撮ってなかった?」
「ああ、確かに、天井のところ……撮ってたよな」
BとCが虚ろな目で俺へ話題を振ってくるので、俺はそういえば写真を一枚撮った事を思い出し、スマホを取り出す。
そして、例の手術室で撮影した一枚を表示すると三人が画面を覗き込む。
「何も写ってねえな」
三人が同調するように肩透かしといった感想を漏らし、この日は疲れたのでこのまま雑魚寝する事にして、Cの映像の検証は明日することに決めた。
その晩、俺は不思議な夢を見る。
場所は例の廃病院で、俺は真夜中に一人で散策している。
一階のエレベーター前では首を直角にした男性が扉を蹴っており、二階の廊下では車椅子を漕いでいる老人が痙攣しながら吐血している。
そして、手術室へ入ればカーテンレールを捲り、その向こうに佇む皮膚の無い子供が剥き出しの目をこちらに向けており、後ろからは「おーい」と誰かが呼び掛けている。
夢の中の俺が振り返ると、蜘蛛のように天井に張り付いた髪の長い人型が「おーい」と俺を呼んでいるのが分かった。
人型の頭部が回転しているのか、奇妙なギギギギと引っ掛かる音が鳴ったと思えば、その垂れ下がった長髪を描き分けるように下から真っ白な女性らしき素顔が覗き、空洞のような口許から「おーい」と発するのだ。
俺は慌てて飛び起きると、そこはCの小汚い部屋だった。
そういえばCの部屋に泊まった事を思い出し、俺は深呼吸をして冷静さを取り戻す。
ふと隣を見ればBが既に起きており、カーテンの隙間から差し込む朝焼けに染まった後ろ姿が小刻みに震えている事に気づく。
俺は何となく声はかけずに息を殺してそっとBの肩から覗き込む。
何をしているのかと思えば、Bは昨日撮影した写真の一枚、俺が一階で手前の扉を開けて中を覗き込んでいる写真を見ていたようだ。
俺の後ろ姿と真っ暗な室内が映っただけの面白味のない一枚。
何が怖いのか分からないが、そういえば昨晩からBはその一枚を気にしていた事を思い出す。
「何か写ってんのか?」
「うおおおっ」
思いの外驚いたようで、Bは随分と高く飛び跳ねた。
ちょっと面白かったが、俺は写真について再度質問し、Bは困惑したように画面を俺に向ける。
























こういうの怖いよーやめろよー???
最後ドキッとした
大丈夫とわかってても怖くなるねこういうのは
こういった呪いが伝播していくことで弱まっていくことは実際にあるよ
自己責任系なら先に書いといてくれよ
こえーよ
色々盛りだくさんで面白かった
呪われないよね…?
お呪いします
投稿者さんの名前までも怖い
呪いが拡散って・・・・
ためはち
ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
ひぃぃぃぃぃ
秀逸!!。
面白かった。ぜひまた投稿してください。
最初から最後まで怖かった.…
わぁぁぁぁぁぁぁ
呪いも大変だな…
ネットの海で自分のことが書かれるのを待って、読んだやつを特定してなんかしなきゃいけないんだから
そりゃ疲れて弱くもなるよな
貞子DXかよ
てか呪いの拡散って一種の犯罪だろ泣
怖くないっていうか怖いところもあったけどなんか最終的に意味がわからなくなってしまって怖くなったって感じ
こええ?
呪いを掛けてください川辺しおりさんの首がはね飛ばられてのろわれ死んれ行ってくれる用にお願いします
なんかやばいやついる
お憑かれさまでした
うさぎパズルっていうホラーゲームでBみたいなやつ見た気がする
怖いて
黙祷