それからまた別の日、またおじさんが来た。
この日は40代のパートさんが居て、私にこう言ってきた。
40代のパートさん「この前も来ててさ、「あの姉ちゃんは今日休み?」って聞いてきたのよ」
私「え…」
40代のパートさん「結構さ、色々と聞いてくるの。まあ適当に流して言わないようにはしてるけどさ」
私「本当にありがとうございます。助かります」
40代のパートさん「でもさ、このお客様は最近来るようになったから、もしかしたら家とか知られてるんじゃない?大丈夫?」
私「後つけられた日は彼氏に迎えに来てもらったし、彼氏が来たと同時におじさんは帰っていったからそれはないと思うんですけど…」
40代のパートさん「いや、その日じゃなくても他の日にこっそり後つけられてたとかさ」
私「そんなことあります?それなら気付くと思うんですけどね…」
40代のパートさん「だってそういうことがあってからほぼ毎日のようにお店にご飯食べに来るようになったしないとは言い切れなくない?」
私「まあ確かに…」
40代のパートさんの予想はほぼほぼ的中した。
私が21時に退勤しようとしたら、おじさんに声をかけられた。
おじさん「もう上がる時間?」
私「あ…はい」
おじさん「今日は雨すごいし家まで送っていこうか?」
私「え?いや大丈夫です」
おじさん「まあ家は知らないけど近くまでならさ(笑)」
私「いえ、大丈夫です」
おじさん「そういえば彼氏と順調」
私「え…なんで彼氏いること知っているんですか?」
おじさん「これだけ可愛かったら彼氏の1人2人は居るでしょ」
苦笑いをしながら私はその場を後にしようとした。
すると…
おじさん「ちょっと待って!」
私「はい…」
おじさん「今度彼氏と3人でごはん行かない?」
私「いえ、行かないです」
おじさん「良いじゃない(笑)」
私「よくないです。失礼します」
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