オーラと前世
投稿者:胸肉 (4)
学生のころ、同じ演劇部にオーラが見える友達がいた。
ある日部活が終わった後6人ぐらい残って、みんなそのオーラが見える友達に見てもらった。
で、僕の順番が回ってきた。
友達は僕のオーラを見て、「すごく珍しい色をしている。シルバーメタリックですごく強い。特に頭や肩のあたりから渦を巻くように立ち上っている」といった。
そしてしばらく僕を見つめると、突然悲鳴を上げた。
どうしたのかと聞くと僕の顔の右側に半分重なるようにそっくりな顔があって、そいつが友達をじっと見た、というのだ。
同じ顔だったけど目の下にほくろがあるとも言われた。
その時はその顔がなにかもわからないし、オーラの色が、と言われても自分では見えないからピンとこなかった。
1か月ぐらいたっただろうか、同じ大学の中にもう一人オーラを見れるやつがいると知った。
僕は興味があったので、そのもう一人のオーラが見えるという学生のところへ行った。
単刀直入にオーラを見てほしいと伝えると、最初はあなたのほうがそういう力が強いから見えない、などと言われたが僕は引き下がらず見てもらえるように頼んだ。
最後には向こうも折れてみてくれた。「あなたのオーラの色、すごく珍しい初めて見る。色はシルバーで、特に肩や頭のあたりから渦を巻くように立ち上っている、それから体に一番近いところは濃い青色をしている」とほぼ同じことを言われた。
演劇部の友達とこの子は面識がないことを知っていたので、これを聞いて信じざるを得なかった。
それから10年ほど経って、僕はインドに行った。半年ほど旅をしたのだがある時チャネラーだと名乗る日本人の女性と出会った。
僕は縁があってかこの女性としばらく過ごした。彼女はいつも唐突にものをいうのだが、この時もそうだった。「
あんたねぇ、前世は双子だったよ。でもあんたは生まれてすぐに死んだ。生き残ったもう一人の子は大人になって、あんたと同じ顔をしている。で、右目の下にほくろがある。」
僕は、学生の頃に演劇部の部室でオーラを見てくれた友達が悲鳴を上げた時のことを思い出した。10年もたって、やっとあれが何だったのか理解できた。
読みやすいし、不思議な後味で面白かったです!
えー?もっと話聞きたいと思いました
オーラの扱いは難しいが、全ての人が少なからず。OK理解出来たり自身、納得なら。よさげに
感じます。あ
."
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