聞いたことがある人もいるかもしれない。
黒い影が目の前に現れたら、それは近いうちにあなたに死が訪れることを意味すると言う話。
それは本当なのかもしれない。そんな話。
10年前、当時小学3年生だった私が体験した話だ。
私はその日、学校の帰り道で友達からそんな黒い影の噂を聞いた。
他のクラスの女の子だけど、黒い影みたいなのに会ったんだって
なんか、黒い影に会ったら死ぬらしーよ、絶対ウソだけど笑
放課後に約束があった私は、ふーんと思いながら半分聞き流して、
今日は何色のワンピースを着ようかと考えていた。
だってそんなもの、存在するわけが無い。
話題になりたくて嘘を言ったか、あるいは見間違いでもしたんだろう。
そんなことより早く帰って、お菓子とジュースを用意して、お友達を迎える準備をしなきゃならない。
今日は紫のワンピースを着ようと決めてから友達と別れ、足早に少し薄暗い道を急いで帰る。
この角を右に曲がったらお家だというその手前で、角の向こうから
誰かが曲がって来る気配に立ち止まる。
私は例の女の子に会ってしまった。
黒い影に会ったというあの女の子だ。
だけど、おかしかった。
私はその日、その子がなんていう名前で、どこクラスの子かなんて
聞かなかったはずなのに。
ほんの一瞬、ピタリと目が合った時、
ああ、この子が黒い影の子だと直感的に思った。
緑のスカートにツインテール、赤いランドセルを背負った
ただの女の子。
ほかの学校の子かもしれない。
年は近そうだけど、学年は1つ下かもしれない。
そんなことを自問自答しているうちに、
女の子が私を見据えながらこちらへ歩いてくる。
私はなんだかゾッとして、隣を駆けて通り過ぎた。
あと少しで家に着く、それまで振り返るな、
足を止めるなと唱えながら走った。

























女の子って大変なんですね。
怖いと思うと、人はその怖さに怯えるからその事ばかり気にしてしまうと視野が狭くなる為、事故に有ったりするのでは名でしょうか?
なので今は貴方事態どうもないなら心配要らないとと思います。