家に着いて鍵を閉め安堵する。
良かった、追われていない。
そう思ったけどまさか、見ず知らずの女の子が追いかけて来るわけない。当然だ。
私の両親は共働きで、弟は、まだ帰っていないようだ。
しんとした部屋に耐えきれずに歌いながら支度する。
約束まで時間が無い。
綺麗なワンピースを着て、お菓子を並べて、それから、、、
そうしているとインターホンが鳴った。
近くに置いてある台に登って、ドアスコープから外を覗くと、
誰もいない。
でも、友達は背が低い。
どうせ友達だから、大丈夫。そう思って玄関を開ける。
私ちゃん、きたよ!!
友達だった。何故かほっとして、家にあげて、
お菓子とジュースを振舞って、ボードゲームなんかをしていると
弟も帰ってきて、混ざって遊んだ。
あっという間に時計は6時になった。
同じマンションの子なので、もう少し一緒に居たかった私は、
マンションの階段に腰掛けて2人でお喋りすることにした。
10分くらい経って、話がひと段落した頃、
なんだか妙に体が冷えきっていることにやっと気づいた。
2人で身を寄せて話していたのに、
友達と触れていた肌まですっかり冷えきっていた。
それは友達も同じようだった。
なんか寒いし、帰ろうか。 うん。
そう言って私は上の階へ、友達は下の階へ目をやった。
すると、目のすぐ先に、まるで当然みたいに黒い影が右から左に通り過ぎて行った。
え?
考える暇もなかった。
ただほんの一瞬私の目の前には噂の黒い影が現れ消えていった。























女の子って大変なんですね。
怖いと思うと、人はその怖さに怯えるからその事ばかり気にしてしまうと視野が狭くなる為、事故に有ったりするのでは名でしょうか?
なので今は貴方事態どうもないなら心配要らないとと思います。