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妖怪・風習・伝奇

ようじぃさんによる妖怪・風習・伝奇にまつわる怖い話の投稿です

今思うと変な地元だった
長編 2026/05/12 13:05 172view

怖い話のまとめとかを見てるとウチの地元も他所と比べるとちょっと特殊だったなぁと思う
いわゆるど田舎、一応九州とは言っておくけど、海に面して尚且つ山もある。都会にはないものがここには全部あった。
そんな地元の不思議な話。特定回避の為に多少編集したりしてるけど基本的に全部実話です。

⚪︎中学校について
まぁ田舎なもんで半径20km圏内の中学生は大体ここにくるっていう地元で唯一の中学校があった
校庭は野球部とサッカー部、陸上部が余裕を持って共存できるくらい広い。なんならテニスコートにプール、弓道場までついてる。校舎は1年生のクラスとちょっとした行事に使う棟、2・3年生のクラスが入る棟、職員室と会議室がセットになった棟、それから移動教室系の時間に使う新校舎。それとは別で体育館と、まぁデカい。大型のショッピングモールがすっぽり入ってしまえるほどだ。
ただ一点、他の学校と明確に違うところというのが、学校のど真ん中にある原生林だ。
田舎の学校だから当然用事がある人は全員車で来る。教師もそう。だから学校のど真ん中には車道が通ってるんだけど、わざわざ車道を迂回させて直径10m程の原生林が鎮座してる。
その原生林の入り口には鳥居があり、奥には祠のようなものが二つある。
どう考えても邪魔な原生林を伐採したり、祠を移設しようなんて言う話は誰も言い出さない。それにはこの原生林の数々の噂が関係してる。
噂というのはこの原生林に入ったり、枝をむやみに折ったりしたものにはバチが当たる、という内容。俺の同級生は、中に入ったボールを取りに行って、その日の帰りに足の骨を折った。
別の日、鳥居でふざけて懸垂しようとしたやつがいて、昼休みの終わりには両腕を折った。

またしてもボールが入ってしまい、生徒は誰も取りに行きたがらなくて、結局、先生が取りに行くことになった。その先生も、翌日には腕を折っていた。
その日から周りでボール遊びをやる奴はいなくなった。
この森について、一度だけ親に聞いたことがある。
親父が言うには
「昔は学校で行事があるたびに神主さんを呼んでお清め?をしたあとみんなでブルーシートを広げて宴会をしてた。最近は時代の流れもあって徐々にそういうことをやらなくなってきてから、悪い噂が流れ始めた」
らしい。
それが関係しているのかは定かではないが、その学校の体育祭や卒業式なんかはほとんど雨だった。
当時は、ただ運が悪いだけだと思っていた。

⚪︎中学校の音楽室
この中学は校門が坂になってて帰りは下りなんだけど、そこは絶対に自転車に乗ってはいけない。っていう校則がある。シンプルに危ないのもそうなんだけど、大昔に女子生徒が亡くなってるんだよね、転けて自転車のハンドルが目に突き刺さったらしい。

話は変わるけど俺が中学の時、音楽の先生2人がいたのよ。吹奏楽が有名でさ、お互い吹奏楽部の顧問、副顧問でやってた。顧問の先生は髪を少し長くした高倉健みたいな人で実際キレるとめっちゃ怖かった。今回話すのは巨乳で愛想がいい副顧問の先生。
ウチの中学は音楽室が2つあって、まず授業で使う音楽室1(ちっちゃいコンサートホールみたいになってる)と、間に音楽準備室っていう楽器とか収めてある部屋があって、普通の教室みたいな間取りの音楽室2があった。

吹奏楽部の部活が終わって帰り仕舞いをしてる副顧問の先生が、各音楽室の戸締りも終わって準備室から廊下に出ようとした時に音楽室1の方からピアノの音がした
生徒がまだ残ってたかな?と思って先生は引き返して音楽室1を覗く。
ピアノは準備室の入り口のすぐ目の前にあるから生徒がいたずらで弾いてたらまず目に入りそうな位置だったが、そこには誰もいなかった。
おかしいなぁと思いながら一応音楽室1を見てまわって誰もいない事と、戸締りは済んでいる事を確認して準備室に戻る。
すると今度は音楽室2の方からドラムの叩く音がした。
上手い事隠れた生徒のいたずらだ!
と思った先生が
「こら!」
って叱りつけながら扉を開けたらそこには誰もいなかった。もちろんドラムの所にも。音楽室2は簡素な作りで学習机も置いてないから隠れる所なんてないはずなのに…
そう思った先生の背後で
ハハハ!
と笑う女の声がした。
副顧問は耐えかねて準備室を飛び出し、校舎の玄関から飛び出した所を帰宅途中の吹奏楽部員と会い、泣きついてこの事を話した。

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