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意味怖(意味がわかると怖い話)

モンタージュさんによる意味怖(意味がわかると怖い話)にまつわる怖い話の投稿です

奪い返されたコンビニ
短編 2026/01/30 13:33 261view

その夜、私の部屋は、笑い声と音楽が狭いリビングをあたためていた。
テーブルには唐揚げ、ポテチ、サラダ、半分空いた缶チューハイ。
アケミがスマホで流す音楽に合わせて、ユウカが適当なダンスをしている。

「ちょっとユウカ、それ何の動き?」
「いや、酔ってきたらこうなるんだよね〜」
「知らんわ」
そんなくだらない話で盛り上がっていると、気づけば深夜になっていた。

そんなとき、アケミが空になった缶を振って言った。
「あれ?お酒、もうなくなっちゃった」
「え、マジ?」
「買いに行く?」
「みんなで行こ!」

夜の空気は冷たく、酔いがほどよく醒める。
近所のコンビニは歩いて数分だ。

駐車場を通り、店の入口に向かって歩いていると、
喫煙所に無言でタバコを吸っているおじさんが見えた。
隣には薄手のカーディガンだけを羽織ったおばさんが、寒さに震えている。
「なんか……寒そう」
「てか、あの格好で外いるのやばくない?」
私たちは目を合わせ、そそくさと店内へ入った。

棚を見ていたユウカが突然叫んだ。
「えっ、これ! 去年の冬の限定スイーツじゃん!」
去年バズって即完売したやつだ。
「うそ、復刻してたの?」

「私もこれ食べてみたかったんだよね!」
私たちはテンションが上がり、カゴに放り込んだ。
酒とつまみを選び、レジへ向かう。
だが、店員がいない。

「すみませーん」
呼んでも返事がない。
そのとき、入口のほうから足音がした。
見ると、さっき外にいたおばさんが入ってきて、
「お待たせしました」
と言いながら愛想よくレジに入った。
私は一瞬だけ2人と顔を見合わせたが、
退勤後に手伝ってるのかな
と思いながら、会計を済ませた。

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