俺は20代で父とボロアパートに住んでいるんだが、そのボロアパートのことでずっと気になって仕方がないことがあった。
なあ、親父。
そういうと、テレビを見ていた俺の親父は怪訝そうに俺の方をゆっくりと向き、なんだと言う。
それに対して俺は、どうしても気になって仕方がなかったことを言う。
どうして、俺たちの住んでいるアパートはずっとうちのトイレは和式なのかと。
その質問に対して親父は何一つ返事をせずに、またテレビ画面の方を向く。
そんな反応をする親父を見て、俺は、この疑問がいつ晴れるのだろうと思った。
小3の時、友達を俺の家に上がらせたら、そいつらが、俺が和式便所を使っていることをいじってきたのをきっかけにこの質問を何回もしたが、一度たりとも親父は俺の質問に答えることはなかった。
そんなことにイライラしつつも、俺はコンビニのレジでバイトをしていた、何故こんなことをしないといけないのかと言うと、親父は最近働けなくなってるし、寝たきりになってしまった母さんの病院代を払わなきゃいけないからだ。
何でこんなことになっているんだと思いながら、帰り道を歩く。
そんな時、不意にこんなことが脳裏によぎった。
そういや俺、母さんが何で寝たきりになったのか知らないなと。
まあそんなこと考えても、現状が変わるわけではないと思いながらやっと自宅の玄関につき、ドアの鍵を開ける。
視線をリビングにやると、相変わらず親父は野球の試合をテレビで見ていた。
そんな親父にただいまと言うが返事は返ってこない、冷たい父だな、なんて思いながら洗面台に行き、手を洗う。
洗い終えた後、俺はそういや俺、母さんって何で寝たきりになったのと、親父に不意に言っていた。
ぽろっと出したその言葉が、場を凍らせる。
刹那、俺は自分の言ったことの重要性に気づき、全身から寒気がした。
そして、俺が謝罪しようとした時だった。
親父は俺に重い口を開けた。
「和式便所のせいだ」
と、親父は俺に言う。
俺がその返答に訳が分からずにいると、親父は更に続けて話す。
「妻がお前を身籠った頃だった、貧しかった俺たちは、ここに住んだ、まあ特段不満はなかったが、やっぱり和式便所は二人とも気になっていたから、お前を産んだ後、妻が記念にと、和式便所から洋式に変えようと提案したんだよ。」
親父の言ったことに疑問を抱いた、じゃあ何故今俺たちは変わらず和式便所を使っているのだと、その俺の不満を感じたかのように、親父は和式便所から洋式に変えられなかった経緯について語る。
「けどよ、しばらくして、業者に依頼したんだけど、そいつらは和式便所を変えようと作業をした後、不可解な死を遂げたんだよ、それで、お祓いをしてもらうことにしたんだけど、霊媒師さんが部屋に上がった途端、顔が蒼くなって、断ったんだよ。その人が言うにはな、あの和式便所には昔、母親に流された子供のとてもとても強い怨念が貼り付いているらしいんだ。それから、お祓いや和式便所を洋式に変えようとした妻は、そいつに呪われたのか寝たきりになったんだよ。」
恐ろしい話を話す親父の声は生気がなく、絶望を叩きつけられたのようだった。
そんなものを聞いた俺は息を呑んでいた。
緊張したかのような様子の俺を見た親父は、
「すまんな、長い間このことを話せなくて。」
























?????
語り手がぐちゃぐちゃにされる様な被害に遭ってんのにこの話どうやって書けたの?
構成が下手くそ過ぎるわ