これは結構いろんな人に話してる現在進行形の話です。
昭和45年に近所の大きなお屋敷を潰して分譲地にして「コの字型」に五軒の家が
建ちました。一番初めの家は父が建てましてね。私が十歳くらいで地鎮祭に出た記憶
があります。その後、奥に次々と家が建ち、引っ越しが繰り返されてきまして
父はここに従業員の作業場兼寮を建てたんです。今は私の持ち物でして50年は経過
してますから、この分譲地で一番の古株です。
さて、お話は私が高校生の頃になります。「コの字型」の奥に一軒の家が建ち、家族が
引っ越して来ました。父母と男の子、妹の女の子でした。
男の子が中学三年生になった時は私が高校三年生くらいですか・・
この男の子は夜中に包丁で両親を刺して、妹にも怪我を負わせて玄関にたっているところ
を駆け付けた警察官に拘束されました。
両親は何か所も刺され即死の状態でした。
残された家は暫くそのままでしたが、取り壊されました。
一年後ほどですか、家が新築で作られて・・家族が越してきました
両親と長男の男の子と妹の女の子でした。
二年も経たず、長男の精神がおかしくなり暴れて父母に大けがをさせて、この一家は
どこかに引っ越していき、家が残りました。
暫くすると 家は壊されて更地になり・・新しい家が建ちました。
引っ越して来たのは父母と男の子、妹の女の子でした。
そして、二年も経たず、またも長男の男の子がおかしくなり、引っ越して行きました
家は壊され更地になりました。
「なんだあの場所は・・」と「コの字」の周辺の家は思ってましたが、彼らも代が替わり
引っ越して新たな住人が来て、おそらくこの経緯を知ってるのは私だけになったようです。
更地にトラックが入り、また家を建て始めました。
それを見ていた私は気がついたのです。「玄関の位置」がこれまでの家とすべて同じ位置で
した。そして引っ越して来た家族は・・若い両親と男の子、妹の女の子でした。
「なにかが起こる」と思っていました。
その一家は、ある日突然消えたのです。
そして・・・二年前となります。
新たな家族が引っ越してきました





















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