私が男性不信になった理由
投稿者:ねこじろう (147)
長編
2024/02/16
21:54
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それは私がまだ小学校高学年のころ、、、
狂ったように蝉が鳴きわめく夏の朝方のことだった。
※※※※※※※※※※
小代子ちゃーん!
同じクラスの文哉くんが私の名前を呼ぶ声が聞こえる。
慌ててランドセルを背負うと、急いで玄関口まで走る。
門前には男女の児童が数名待っていた。
私はその一団に加わると、学校に向かって歩きだす。
狭い路地を数回曲がり進むと、いつもの交差点が見えてきた。
「小代ちゃん、ダンディーおじさん今日も立ってるね」
友達の梨乃ちゃんが言う。
見ると、前方の横断歩道手前で紺色の制服制帽姿のおじさんが旗を持って児童たちを誘導している。
おじさんは私たちに気付くと、
「小代ちゃん、梨乃ちゃん、文哉くん、みんなおはよー」
と満面の笑みで挨拶をしてきた。
私がきちんと「おはようございます」と礼を返すと、
この話は怖かったですか?
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このまま受賞して欲しいですね
胸糞じゃなくて良かった。
丁度いい。
受賞おめでとうございます。
コメントありがとうございます。
─ねこじろう
ねこじろうさんのお話は毎回すごく良いですね。
ありがとうございます。
─ねこじろう