私が男性不信になった理由
投稿者:ねこじろう (147)
長編
2024/02/16
21:54
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おじさんは私の方を見て、
「ああ小代ちゃん今朝もお行儀がいいねえ」
と言ってニッコリ笑う。
※※※※※※※※※※
結局【ダンディーおじさん】はどこに住んでいて何をしている人だったんだろう?
ずっと警察の仕事をしていて今はボランティアでやっているのでは?とか、
実は超優秀なSPで、主に国内の要人の警護をやっていたのでは?とか、
言われたりもしていたが、実際のところは誰も知らなかった。
とにかくいつも警備員のようなきちんとした格好をしていて物腰も柔らかく丁寧だったから、いつの頃か【ダンディーおじさん】と呼ばれるようになったようだ。
おじさんは早朝から黄色の旗を持って、テキパキと元気に児童たちを誘導する。
はあい赤だよ、みんなストップストップ!
ちょっと待て、まだ黄色だ
はあい青だ、さあさあ急げ急げ~
という感じでその目はいつも真剣そのものであり、その行動には一寸の隙も無駄も無かった。
あと男子生徒が喧嘩とかしていると、体を張って止めに入ったりもしていた。
そして未だ怒りの収まらない男の子二人の間に立つと、きちんとそれぞれの言い分を聞いて公平にジャッジを下す。
そんなおじさんの大人な行動を、生徒たちは尊敬や憧れの念で見ていた。
この話は怖かったですか?
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このまま受賞して欲しいですね
胸糞じゃなくて良かった。
丁度いい。
受賞おめでとうございます。
コメントありがとうございます。
─ねこじろう
ねこじろうさんのお話は毎回すごく良いですね。
ありがとうございます。
─ねこじろう