金木犀の足
投稿者:月子 (9)
短編
2023/11/01
23:55
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先日から、体育の授業で地獄の持久走が
始まってしまいました。
こんにちは、月子と申します。
今回は、ついこの間あった大事件について
お話しさせて頂こうかと思います。
冒頭にも述べました通り、
先日から私が通う高校では、
体育の授業で持久走をやり始めました。
皆さま、一度はやった事がお有りなのではないでしょうか。
私は本当に体力のない人間ですので、
毎回死にかけになりながら1.5km分、学校の敷地内を3周走っております。
もちろん、私はずっと走るわけではありません。
体力ないので、歩かないと本気で死にます。
そこでですね、休憩にうってつけの素晴らしい場所があるのです。
1.5kmの道のりの丁度真ん中あたりに、
1本の金木犀の木がありましてね?
それがまぁ綺麗にお手入れされていて、
木の中がくり抜かれている感じになっていまして。
なんというか、ドーム型と言えばいいのかしら。
とにかく、木の中に潜り込むことができるのですよ。
金木犀の時期になると、
素晴らしくよい香りを独り占めできるという
天国のような空間が出来上がるわけです。
まぁ、そのとき中に入った人間の足だけが
にょきっと生えているように見えるのが
結構不気味なのですがね。
そこを毎年休憩所として、あの良い香りを
楽しませてもらっているのですよ。
あ、そうだ、本題をお話しいたしますね。
あのときはまだギリギリ少しだけ花が残っていて
この話は怖かったですか?
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kamaです。月子さんの作品は毎回とても美しいですね。プロの小説家さんの作品を読んでいるような感覚を覚えます。どうやったらこんなにきれいな文章がかけるんだろう・・・と感心しながら読んでます。
作者の月子です。
kama様、この度は作品をお読みいただき、
まことにありがとうございました。
お読みいただいただけでなく、お褒めの言葉までくださり、本当に光栄に思っております。
おかげで今日の学校も頑張れました。
kama様のような方が読んでくださっているのなら、書き甲斐があります。
ではまたどこかで。