M課長の痛い性癖
投稿者:ねこじろう (147)
4月某日、初春の頃。
その日俺は取引先の会社に行くために朝方、自宅から直接最寄りの駅に向かっていた。
ちょうどラッシュ時は過ぎた後だったからか、駅前に人は疎らのようだ。
改札を通り過ぎ数歩進んだ辺りで便意をもよおした俺は、トイレに駆け込む。
特別快速便が到着するまで、まだ半時間ほどある。
だが残念ながら、3つある個室は全て塞がっていた。
しかも既に一人、紺のスーツを渋く着こなした男性が手前で立ち、待っている。
俺はその男性の姿をチラリと見た瞬間、ドキリとする。
長身でオールバックをビシッと決めた、色白で彫りが深いダンディーな風体。
手首には見るからに高価そうな腕時計。
目元には特徴のある大きな泣きボクロ。
そして大きめの革バッグを肩に掛けている。
─M課長だ。
間違いなく俺の直属の上司のM課長だ。
あのでかいヴィ○ンの革バッグも、課長がいつも会社に持参するバッグだ。
M課長は今年30歳になる。
未だ独身で社内ではやり手として有名であり、俺や他の若い男性女性社員の憧れの的だった。
課長は後ろに立つ俺の存在には全く気が付いておらず、ただじっと個室が空くのを待っている。
俺は課長の紺色のブランドスーツの背中を眺めながら、
─待てよ、確か課長は身内に不幸があったとかで今日から一週間有給休暇のはず。
ということは今から身内の家に行くのか?
などといろいろ考えを巡らしていた。
すると一番奥の個室が空いた。
課長はつかつかと大股で歩き、さっさとそこに入って行った。
それから個室はなかなか空かなかった。
そして時計に幾度となく目をやりながら、少しイラつき始めた時だ。
カチャリと音がして、課長の入っていた奥の個室のドアが開いた。
俺はそこに視線を移した瞬間、「え?」と目を疑う。
個室から出てきたのは、
女性だった。
憧れの上司が、女装の上、痴漢までし人生を終えるとは。
女装癖の方は結構いるらしいですね。
医者や弁護士など普段は気を張っていてビシッとしている職業の方に多いとか。
だけど痴漢は駄目ですね。
痴漢さえしなけりゃただストレス発散の趣味(?)で済んだものの…
イヤなタイミング出会いましたな。((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
憧れの人がそんな趣味あったら泣くわ
いろんな趣味の方いるんですね。
晩生を穢しましたね。
わかりづらい
読んでるこっちもその光景想像したら気持ち悪くなったわ