M課長の痛い性癖
投稿者:ねこじろう (147)
肩に革のブランドバッグを掛けた真っ赤なボディコンの長身女性。
編みタイツに赤のハイヒールを履き長い茶髪をなびかせながら、颯爽と俺の前を通り過ぎトイレから出て行った。
訳が分からずしばらく唖然としていたが、俺はすぐに気を取り直すと奥の個室に入った。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
定刻通り到着した快速便にどうにか乗ることが出来たのだが、車内は意外と混んでいた。
それでも俺は何とか乗降口脇ポール横の席に陣取ることが出来た。
しばらくすると電車はゆっくり動き出す。
目的の駅までは約半時間ある。
俺は腕組みし目を瞑ると、さっきトイレで起こった不思議な出来事に思いを巡らしていたが、次々襲いくる睡魔には勝てず、やがて微睡みの沼に浸かっていった。
それからどれくらいが経った頃だろう。
「おい、ちょ、止めろよ!」
突然何かイラついたような男の小声が耳に飛び込んできた。
俺は目を開くと、何だろう?と何気に前に視線をやる。
目前にはつり革に掴まった乗客が、窮屈そうに並び立っている。
そして問題の声は、俺の左前に立っているサラリーマン風の若い男性が発していることに気づいた。
グレーのスーツ姿の彼はモゾモゾと嫌そうに腰を動かし、何かから懸命に逃れようとしているように見えた。
するとオルゴール音が車内に鳴り響き、車掌のアナウンスが続く。
🎶~🎶~
あと5分で○○に着きます。
あと5分で○○に着きます。
お降りの方はお忘れものなど無きよう、、、
─何をあんなに嫌がってるんだろう?
さらに若い男性の様子を訝しげに見ていると、俺はハッと息を飲んだ。
それはグレーのスラックスを履いた男性の股間の隙間。
そこからどぎついマニキュアを塗った白い手が飛び出て、まるでイソギンチャクのように股間を這い回りながら懸命にファスナーを摘まもうとしていた。
男性はそうはさせまいと、腰をくねくねと動かしている。
唖然としながら再び上方に視線を移した途端、俺は心臓が止まるくらい驚いた。
男性の肩越しに、さっきトイレで見た女のどぎつい化粧顔がある。
左目の横には、大きめのホクロ。
目前で繰り広げられている光景をどうしても信じられない俺は、思わず小さく呟いた。
憧れの上司が、女装の上、痴漢までし人生を終えるとは。
女装癖の方は結構いるらしいですね。
医者や弁護士など普段は気を張っていてビシッとしている職業の方に多いとか。
だけど痴漢は駄目ですね。
痴漢さえしなけりゃただストレス発散の趣味(?)で済んだものの…
イヤなタイミング出会いましたな。((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
憧れの人がそんな趣味あったら泣くわ
いろんな趣味の方いるんですね。
晩生を穢しましたね。
わかりづらい
読んでるこっちもその光景想像したら気持ち悪くなったわ