赤ちゃんはどこから来るのか?
投稿者:kana (210)
※まず先に断っておく。
妊娠している読者がいたら本当に申し訳ない。ブラウザバック推奨だ。
赤ちゃんはどこから来るのか。
医学的なことは判っている。
問題なのは、魂がどこから来るのかだ。
心臓が動いただけ、脳があるだけでは生きているとは言えない。
それなら一度死んだ人間でもいくらでも生き返らせることができるだろう。
問題は魂なのだ。
魂が抜けきった体には、もう命は戻ってこない。
某絵本作家が、赤ちゃんがどこからくるのかを描いた絵本を出し、
それを見たママさんたちが感激して涙しているという。
これから赤ちゃんになろうとする命が、天上の世界から下界を眺め、
優しそうなママのお腹に入って行くというストーリーだったと思う。
この本を読んだママは、お腹の赤ちゃんとの運命的な繋がりをそれまで以上に感じるようになるという。
この話は、絵本になる以前からスピリチュアル関係の話としてある程度は広まっていたと思う。絵空事ではなく、当然のことであると認識されるほどに。
なので、魂という観点から見れば、この話は事実と捉えて差し支えない。
ここで問題なのが、赤ちゃんの魂たちはいったいいつママのお腹に入るのか?ということ。
結論だけ言おう。
それは、卵子が出来た時だ。
丸い卵子は赤ちゃんの魂の乗り物。
そこに魂が入り込んだ時に運よく受精して、はじめて細胞分裂が始まる。
法的にはこの時点ではまだ人間としては認められないが、それはあくまでも人間の作った法の観点であって、生命と魂の観点からはこれは人間の誕生を意味する。
ところで、先の絵本では優しそうなママを選んで赤ちゃんの魂が下界に降りてくると説明したが、この事には大きな疑問がある。
それが正しいならば生まれてくる赤ちゃんは皆幸せなはずだからだ。
赤ちゃんへの虐待などないし、戦場で生まれる子も、レイプで生まれる子も、トイレに産み捨てられる子もいないはずである。だがこれが現実世界である。
天上の赤ちゃんと現実世界のギャップを埋めるとすると二つの事が考えられる。
ひとつは、赤ちゃんは勘違いをするという事。
要は見た目で優しそうとか、本当は判断できていないという事。
だが、これだともうひとつの疑問が残る。
さすがに見た目で判断できない赤ちゃんたちも、戦場とか命に危険が及びそうな場所に、わざわざおりてこようとしないだろう。だが現実には起こりうる。
それはつまり、天上の赤ちゃんの魂たちには、そもそも選ぶ権利などない・・・と考えた方が論理的だろう。世界では1秒間に4.5人が生まれているという。
そう考えると、二つ目の考えはもっとシビアになってくる。
先生、最後のヲチもとい堕ちが怖い。
ラスト、せっかく怖い思いして降りたのに、さらなる絶望しかない。