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呪い・祟り

ぴさんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

災いを呼ぶ電話
短編 2022/06/21 11:46 1,488view
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真夜中に電話がかかってくるとびっくりしませんか。

私はもしかして年老いた親に何かあったのではと不安になって、すごくドキドキします。

その日の電話は深夜の遅く1時頃にかかってきたのです。

私が電話に出ると、電話から何か声が聞こえました。

なんといいますか呪文?のような意味の持たない言葉をずっとブツブツ話してみるみたいで、気味が悪かったです。

私は怖くなってそのまま電話を切りました。その後電話はかかって来ませんでした。

その深夜の電話から、なぜか生傷が絶えなくなったのです。

手足をぶつけてあざができたり、包丁で指を少し切ってしまったり、庭の木の枝に引っかかってかすり傷ができたりして、異様に生傷が増えました。

すべて小さな傷なのでどうってこともないのですが、とにかく不気味で不安になりました。私はこれをなんとなくあの電話のせいじゃないかと疑いました。

また深夜に電話がかかってきて、無視しようとしたけど明らかにしつこくて電話に出ました。

そしたら今度は電話口からまた同じ呪文みたいな言葉が流れてきたのです。

私は「やめてください」と電話口で言いました。何を言っても多分反応ないと思っていたのですが、相手は一瞬黙ってくれました。

しかし、次の瞬間に早口で「ネクラマシー」みたいなよく分からない言葉を吐いて、そして電話が切られたのです。

翌朝私は謎の腹痛と吐き気に襲われて、救急車で運ばれることになりました。

病気は急性の胃腸炎。大きな病気ではなかったですが、すごく怖かったです。

あの深夜の電話はそれ以来二度とかかって来なくなりました。

あの電話は何かの呪いだったんじゃないかと私は思っています。

もしかしたらですが、私は誰かに呪われるくらいに恨まれているんじゃないかと不安になります。

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