幼い日の母の寝顔の恐ろしい形相
投稿者:ジュリー (62)
私には幽霊が出てくるような怖い体験はないのですが、すこし不思議な体験をしたことがあります。
私が小学2年生の頃、母と妹の3人で皆で寄り添って寝ていた時、ふと夜中に目が覚めました。
目の前に母の寝顔があったのですが、異様なぐらい目を大きく見開いて、口が半開きの恐ろしい形相になっていたのです。
「え!?」と思って見返した時には元の寝顔に戻ってる。
そんな経験がそれからも何度かあり、あまりに多かったため、母にその話をしたこともあります。
母にはその時、「何それ。」と笑われてしまいました。妹にも聞いてみたのですが「知らない。」と言われました。
子供ながらに「あれは夢だったのだろうか?」「それともお母さんの寝た時の顔はいつもあんな感じなんだろうか?」と思い、気づけばそんなことがあったことすら忘れていました。
社会人になり、一人暮らしを始め、久しぶりに実家に帰った時にふと蘇った記憶。
夢にしては鮮明で、同じことが頻発していた。母の寝顔にしては、次の瞬間には戻っていた。
色んなことを考えるとだんだん怖くなり、寝室に使っていた和室が急に薄暗くしんみりした雰囲気に感じました。
後々親戚から聞いた話では、もともと実家の前には墓地があり、更地にして地鎮祭も行ってからこの家が建てられたそうです。
もしかしたら、その話とあの頃の体験は何か関係があったのかと考えては怖い気持ちになります。
母は現在も元気で、今もあの実家に住んでいますが、心配でよく連絡をしています。
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