お隣のお爺さんが亡くなった前後の異変
投稿者:ジュリー (62)
短編
2022/04/25
15:24
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お隣に住む老夫婦のお爺さんが危篤になった頃、お婆さんが見るからにやつれていました。
近所の人は介護疲れだと思い、気にかけてお婆さんに声をかけていましたが、次第にお婆さんが人の言葉に反応を示さなくなりました。
「これはまずいんじゃないか。」という話をしていた矢先、お爺さんが亡くなりました。
それ以降、なぜか我が家に異変が起こるようになりました。
2回にある仏間に積んである荷物が1日に1回、何度置き方を変えても落ちるようになりました。
布団やスーツケースなどの荷物が毎日毎日落ちるのです。
置き直しも面倒になり、その部屋から荷物を撤去しました。
すると、別の部屋に置いてある人形や本が今度は倒れるように。
置き直すことへのしんどさと、原因の分からない状況に疲れを感じていた頃。
「最近食べ物が美味しくて。」とやけに元気になったお隣のお婆さんを見かけました。
表情が変わり、5歳は若返ったような肌。
「お爺さんの生前、お婆さんに何かあったんだ。」と改めて思った瞬間でした。
盆の先祖供養の際に住職にこの話をし、霊を追い出してもらうことになりました。
その盆以降は荷物が落ちることがなくなり、今でも異変が起こることはなくなりました。
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荷物多すぎ。断捨離です。いつか使うかものいつかはもう来ないのに。そういう人多いと思います。共感です
僕の部屋にも霊いる。たまににもつ落ちる