友達の方を振り返ると、青ざめた顔で私を見ている。
同じくあの黒い影を見た友達は、怯えながら、
あれって今話してた影、
ちょうど私が黒い影の噂話について友達に話した、
そのすぐあとのことだった。
黒い影が階段を上へ登っていく。
左に曲がったあと、私たちの真上の階段から
ビニール袋が擦れるような音が鳴って、
さらにまた左に曲がって階段を上る。
音が鳴る度、その存在を実感して2人で恐怖に固まった。
怯えながら、きっとあの子に移されたんだ。私はそう思った。
黒い影は元々あの子に元に現れた。
それなのに今ここに居る。
私はあの子に、あの黒影に取り憑かれた。
恐ろしかった。
とにかく私の家に戻ろう。
今いる階段からだと、私の家の方が遥かに近い。
私は友達とゆっくり家に向かって進む。
音を立てないように、忍び足で。
そうして何事もなく無事に家に着いて、玄関から階段の方を振り返る。
じっと黒く佇む、黒い影。
前とも後ろとも分からないが、その影は確かに私のことを
じっと見ているようなきがして、
恐ろしくなってすぐに家の中に入って鍵をかけ、
チェーンをかけて、帰ってきていた母親の胸に2人で泣きついたのを覚えてる。
次の日、友達は1晩私のうちへ泊まって、朝一緒に学校へ登校した。
死ぬかもしれない、そんな恐怖と不安でたまらなかったが、
いくらお化けを怖がっても、学校は休ませて貰えなかった。当たり前だが。
私と友達は1時間目を保健室で過ごしたあと、
休み時間に例のツインテールの女の子について、
他の子に聞いて回ることにした。
昨日生きていたのをはっきり見たのだから、きっと死なない方法を知っているかもしれない。
























女の子って大変なんですね。
怖いと思うと、人はその怖さに怯えるからその事ばかり気にしてしまうと視野が狭くなる為、事故に有ったりするのでは名でしょうか?
なので今は貴方事態どうもないなら心配要らないとと思います。