見世物小屋のだるま女

立体絵画の中には四肢がない若い女が苦悶の表情を浮かべていたのだが

その女はまさにあのゲストハウスで消息を絶ったあの子だった。

見間違えるはずもない

この１０年で一番夢に出てきた顔だ。

作品の年数は９年前と書いてある

立体絵画の中の彼女はあの時とほとんど変わらない顔で
いまにも泣き出しそうな表情だった。

あの後彼女は四肢を切断され石膏で型を取られたのか….

言い知れぬ運命を感じた私は

その後この作品をもとに彼女の消息を知ろうと動いた

割愛するが帰国日時をずらし相当金も使った。

しかしわかったことは

平和で平凡な人生を歩んでいても

大きな力に巻き込まれてしまうと

いとも簡単に崩れてしまうということ

テロなどで日本人が拉致されたり

強盗殺人に巻き込まれたりすると大々的に放映されるが

その裏でいくつもの放映されいない悲痛な事実があるということだった。

断言しよう

だるま女はフェイクを織り交ぜた実話だ。

最後に

断っておくが地名がA国となっているのは絶対にあかせない理由がありあくまでフィクションということで詮索はしないでほしい。
私にも私の事情があり側から見れば解決できそうなこともできないことがあるということをご理解いただきたい。
また、そんな私の葛藤のはけ口にこういう形で
このサイトを利用したことを謝罪とともに感謝いたします。