じいちゃんの兄弟が戦争で持ってたのか、当時の家族の誰かが手に入れたのかは分からない。
でもね、私も男だから、「銃!?え、これ本物!?」って舞い上がっちゃって、モデルガンとか好きだから手に取って弾を込めた。
モデルガンには「インサート」っていう、改造しても実弾を発射できない機構が施されてる。
この銃にはそれも無いし、何より弾がモデルガンみたいな作りじゃなかった。
余程手入れが良かったのか、撃鉄も引けるし、後はトリガーを引けば撃てる状態だった。
弾の火薬が湿気って無ければ、弾は飛ぶかもしれない。
正直「撃ってみたい・・・!」という気持ちだった。
日本の法律では絶対NGな行為。でも当時は好奇心が勝ってた。
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ガレージにはスプレー缶の空や、空き缶が多数落ちてたので、空き缶を一つ拾って棚に置いた。
スプレー缶だと最悪爆発するからね。昔のデザインのコカ・コーラの缶、これを選んだ。
缶を置いて、狙いを定めて引き金を引こうとした時、ガレージのシャッターが「ガシャガシャガシャ!!!!」と大きく揺れた。
驚いた私は、ガレージから部屋に戻り、部屋の窓から外を確認した。
私「・・・誰も居ない」
正直悪い事だという思いも有った。ガレージに戻り、「すぐ撃てる状態の銃」が目の前に有るが、私は撃つのをやめた。
撃鉄は引いてあるが、モデルガンとかの知見が有れば元の状態に戻すことはできる。
私は撃鉄を下ろし、弾を抜いた。
警察のお世話になりたくなかったので、私が触った部分については綺麗に拭き取った。
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後日、その銃と弾は私のアパートに置いた上で、遺品整理の業者にゴミや家電を引き取ってもらい、家屋の解体業者に家を取り壊してもらった。
その家からは、私たちが知らなかった貴金属や、価値は分からないけど巻物みたいな物が出てきたので、それは親父に渡した。
で、問題なのは、うちのアパートに有る拳銃と弾。これは誰にも言ってない。
私はそれを持ってばあちゃんの家の近くに有る海に行った。
灯台まで行き、その銃と弾をできるだけ遠くへ海へ投げた。
あの時シャッターを鳴らしたのは「撃つな!」という警告だったのかも知れない。
撃ったことで私が不幸になるのを防いでくれたのかも知れない。
今となっては確認しようのない話だけど、これ実際に有った本当の話・・・かもね。って入れとけば、この世界では大丈夫でしょ?
























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