そんなある日、雨が降っており
私の家から駅までは少し距離があります。
「今日は雨だから、バスで行こうかな」
そう思って、外を見ました。
すると
中山がいませんでした。
私は、
「さすがに今日は来てないか……。良かった」
と、少しホッとしました。
そしてバス停へ向かいました。
バス停に着くと、そこに中山がいました。
私は、
「たまたまだろう」
と思いました。
でも、どうしても気になりました。
そこで私は、あることを試してみることに。
翌日から、通学方法をわざと変えてみたんです。
自転車で行くつもりだった日に、急にバスにする。
雨だからバスで行くつもりだった日に、自転車にする。
前日に中山から、
「明日はどうするの?」
と聞かれても、
「うーん、分かんない」
と答えていました。
だから、中山が私の翌日の行動を知っているはずはありませんでした。
ところが――
自転車で行こうと思った日は、自転車で私の家の前にいる。
バスにしようと思った日は、すでにバス停にいる。
私が通学方法を変えると、中山も変える。
まるで、私がどちらを選ぶのか最初から知っているようでした。
一度ではありません。
二度でもありません。
何度やっても、同じでした。
雨が続いても自転車、でも翌日はバスなどバラバラにしたのに。
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