その後公園が閉鎖されて以降は被害者も現れなかったため捜査は打ち切りとなってしまった。
これがこの話の全容だ。」
「叔父さん、一つ気になったことがあるんだけど、この公園って山道の途中にあるんだよね?そんなところにどうやって屋台を引いてくることができたの?」
「あー、そこに関してだが近所の民家は全部調べたけど関係なし。なのでトラックか何かで屋台を積んで持ってきたのだろうと推測されていた。そんな手間のかかることをなぜやったのかという点についてはまともな推論はなかったよ。」
「たぬきか何かに化かされたってのも案外的外れじゃないかもよ。」
「昔話じゃあるまいし。そんなことあるわけないだろう。」
「あれ?叔父さんは有砂橋ファイルを読んでるからてっきりオカルト肯定派かと思ってたけど?」
「怪奇現象なんてものが存在することを前提にしたら正しい捜査なんてできないからな。」
「じゃあ叔父さんの時代にはおかしな事件は起こらなかったの?」
「・・・いや、残念だが俺もファイルを分厚くしてしまったよ。」
「えー、その話を聞きたいよ。」
「ま、気が向いたらいつか話してやるかもな。さて、そろそろ晩飯だな。飯の後はすぐ外湯に行くぞ」
どうやら叔父さん自身は有砂橋ファイルの中の事件や事故を純粋なオカルトとしてはあまり捉えていないようだ。
でも捜査を尽くしても解決できなかったということは何か人智の及ばない事象が関わっているってこともありえるんじゃないのかなと私は思うんだけど。


























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