「何だ……?」
僕はテレビをつけた。
ニュースが流れていた。
「先ほど、○○市で発生した殺人事件について、警察は近隣に住む男を死体損壊・死体遺棄などの容疑で逮捕しました」
僕は画面を見つめた。
事件が起きた場所は、僕の住んでいる地域から歩いて10分ほどのところだった。
被害者は、数週間前から行方不明になっていた人物。
そして逮捕された容疑者は、
最近、僕の近所に引っ越してきた男だった。
ニュースによると、犯人は被害者を殺害した後、遺体を細かく切断。
その後、何重にも袋で包み、さらにその上から家庭ゴミを詰めていたという。
そして、自宅周辺のゴミ捨て場には捨てず、身元を特定されないよう、近隣の複数のゴミ捨て場をランダムに選んでいた。
深夜0時頃、ゴミ回収日の前夜になると、自宅周辺を徘徊してランダムに捨てていたらしい。
僕は息を呑んだ。
透明なゴミ袋。
弁当の容器。
スナック菓子の袋。
何度か見た、あの袋。
「……あれか?」
ニュースはさらに続いた。
「事件の発覚は、ゴミ回収業者が袋の異変に気づいたことがきっかけでした」
アナウンサーが説明する。
「袋の表面には一般的な家庭ゴミが詰められており、一見すると通常のゴミと変わらない状態でした。しかし、その下には何重にも包装された別の袋の塊が隠されていました」
僕は画面から目を離せなかった。
「回収業者が中身を確認したところ、その袋の中から切断された遺体の一部が見つかったため、警察へ通報。警察は周辺の防犯カメラを調べ、深夜にゴミ袋を持って周辺を徘徊する人物を特定したということです」
僕はそこで、昨日のことを思い出した。
午前0時過ぎ。
透明な袋。
そして、数十メートル先の角を曲がっていった男。
「あの人……」
























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