ただ、俺は違う。
そんな泣いているやつの後ろ、部室の窓。
A先輩が大きな口を開けて笑っている。
そこからずっと、俺はA先輩に見られている。
何気なく見た窓の外、鏡の端。
見つめるたび、先輩の口はどんどん大きく開いていき、「捲れて」いく。
俺はいつもそこで、鬱陶しく思って、目を逸らしてしまう。
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