奇々怪々 お知らせ

呪い・祟り

読書家さんによる呪い・祟りにまつわる怖い話の投稿です

七夜目の記録
短編 2026/07/01 16:17 318view

## 最終章 七夜目

神崎は気付く。

呪いではない。

“数える”ことではない。

“気付かれる”こと。

夢の存在は

ずっと

こちらが見るものだと思っていた。

違う。

向こうが

こちらを探している。

だから

「いる?」

と聞く。

返事をした人だけ。

見つかる。

神崎は録音を全部削除する。

紙も燃やす。

記事も書かない。

資料も封印。

数年後。

彼は老いた。

何事もなく人生を終える。

病院の夜。

最後の夢。

暗い廊下。

障子。

9/10
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