部屋に明かりがついていたので、遅い時間で申し訳ないが、玄関の呼び鈴を鳴らした。
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パタパタと言う足音が近づいてきて、ガラっとドアが開いた。
「はい、どうされましたか」
そう言って出迎えてくれたのは小学生くらいの女の子だった。
俺「あ、夜分遅くにすいません・・・道に迷って(?)しまいまして・・・」
すると女の子は「それはお困りでしょう。どうぞ中へ。」
そう言って中に入れてくれた。
中に入ると、普通の平屋のような間取りで、案内されたのは7畳くらいのお座敷だった。
そこには50代くらいの住職の方が座っていて「ようこそいらっしゃいました。どうぞこちらへ」と手前の座布団を手で示した。
先ほどの女の子がお茶を用意してくれた。正直喉がカラカラだったので助かった。
お茶をいただきつつ、一番気になってる事を聞いた。
俺「先ほど、看板に鳴骸山 月寂寺って書かれていましたが、ここは何県なんですか?」
住職は少し困った顔をしたように見えたが、
住職「え~・・・ここはですね・・・おっと忘れてた。おい、キリ、ちょっと来てくれ」
するとあの女の子がやってきて「はい、どうされましたか?」と言った。
住職が「車の手配をお願いしたいんだが・・・」と言うと、「はい、既に呼んであります。あと5分くらいでこちらに着くと思います。」
女の子が既にタクシーを呼んでくれたらしく、しかもあと少しで来るらしい。
俺「あ、ありがとうございます!電話をお借りしようと思ってたのに忘れてました」
住職「良いんですよ。もうそろそろ着く頃ですね、玄関で待ちましょうか」
そう言い住職は立ち上がり、どうぞ、と玄関へ俺を案内した。
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玄関に着いた頃、女の子・・・キリちゃんだっけ・・・が、「こちらをどうぞ」と
お守りを渡してくれた。
俺「え?くれるの?」
キリ「はい、カバンに付けていいですか?これで安全に帰れますので」
とニコッと微笑んで、俺のカバンに結んでくれた。可愛い・・・。
人から物をもらったのはいつ振りだろう、しかも女性から(子供だけど)嬉しかった。
玄関に車のヘッドライトの光が差し込む。どうやらタクシーが来たようだ。
時計を見ると夜中の3時・・・この2人には悪いことしたな・・・。





















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