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心霊

濁唾濔蓏さんによる心霊にまつわる怖い話の投稿です

布団の真横
短編 2026/06/03 22:05 204view

大学1年の頃の話。

今でも、あれが何だったのか説明できない。

俺は当時、一人暮らしをしていた。

築30年くらいの古いアパートで、家賃は安かったけど特に事故物件とかではなかった。

最初の半年は何もなかった。

異変が起きたのは夏休みに入った頃。

夜中、寝ているときに目が覚めることが増えた。

理由はわからない。

物音がしたわけでもない。

ただ、急に目が覚める。

時計を見ると決まって午前3時前後だった。

最初は気にしていなかった。

だがある夜、目が覚めた瞬間に違和感を覚えた。

部屋の隅に置いてあるハンガーラック。

そこに掛かった服の間から、何か白いものが見えた。

顔だった。

人の顔みたいに見えた。

心臓が跳ね上がった。

だが電気をつけると何もない。

服の影がそう見えただけだった。

そう自分に言い聞かせた。

でも、その日から毎晩気になるようになった。

寝る前に必ず確認する。

何もいない。

なのに夜中に目を覚ますと、そこに誰かが立っている気がする。

もちろん見えない。

ただ「いる」と感じる。

説明できない感覚だった。

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