あれっ
夢の話をしようとすると、急に空と地面が逆転した。
そして僕の意識は、また別の世界へ誘われた。
また、あの世界にいた。
いつもの暗闇、音、匂い。
ただ、意識は僕のままだ。
そうだ、僕は高橋さんに話をしようとしてそれで、、
「いっ!!」
首の後ろに激痛が走った。
目隠しがはだけ、以前も見た、この世のものとは思えない光景が広がっていた。
僕はとっさに、自分の後ろに立っている人物を確認しようと後ろを振り返った。
その人物は、目が血走り鬼の形相で刀を僕の首目掛け、力いっぱい振り下ろした。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」
意識が途絶え、飛び起きるとそこは見知らぬ景色だった。
腕には覚えのない管がつながっており、香菜が僕の手をぎゅっと握っていた。
「拓真??」
そういうと香菜が泣きながら僕に抱き着いてきた。
その後すぐに看護師と、医師とみられる方が僕のもとへやってきて、僕は病室にいたのだと理解した。
聞く話によると、疲労と不眠により高橋さんに自宅前で倒れ、倒れた際に頭を強く打ってしまい、意識不明の重体で病院に運ばれたらしい。
先生から聞いた話によると、僕は2日も意識不明のままだったとのことで、すぐに僕の両親も見舞いに来てくれた。
幸いにも一命は取り留めたわけだが、僕はどうしても高橋さんに会わなければならなかった。
香菜と両親に無理をいい、高橋さんに病室に来てもらった。
変に心配はかけまいと、香菜と両親には適当なことを言い、席を外してもらった。
「高橋さん、無理言ってきていただいてすいません。」
「いいのよ、それより体調は大丈夫なの?」
「はい、精密検査もしましたが、特に脳波などに異常はないとのことでしたので」
「それより、今日お呼びした理由なんですが、、」
「僕の夢に、菊池君が出ました。」
僕は高橋さんに洗いざらい、夢のことを話した。
「高橋さんお願いです、何か他に知っていることがあったら教えてくれませんか?」
「どんな些細なことでもいいんです!」























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