4月16日
朝子ちゃんの保護者らしき人が謝りに来た。
「本当に申し訳ありません」
昨日のことを話すと「そんなことする子じゃないです」と言われた。
朝子ちゃん本人も「知らない」「やってない」と言う。どういうこと?
4月19日
宛名のない封筒が届いた。封を切ると、手紙だった。
おかえりなさい、小夜子。
村に帰ってきてくれたんだね。
あたしは嬉しいよ?
あの日してくれたことは忘れない。
大人のような文字。前に住んでいた人宛なの? でも違う気がする。胸がざわつく。
4月21日
夢をみた。住んでるところと同じ田舎みたいだけど、どこか違う。 知らないのに、知っている。懐かしい……そんな感じ。
朝子ちゃんがいる。追いかけられている。
「ついてこないでって言ってるでしょ!」
聞き覚えのある声。わたしの声?
石造りの橋まで駆けていると、朝子ちゃんを押し出していた。川に落としていた。
誰が? わたしが?
朝子ちゃんが叫んでる。小夜子、小夜子って。
4月22日
急に思い出した。わたし……昔、この村に来たことがある。小学生の頃? わたしが、朝子ちゃんを泣かせて……。 ……あれ? いつの話だっけ?
4月23日
近所の方に聞いた。
「朝子ちゃんって、昔からこの田舎にいますよね?」
「ええ、いますよ」
「じゃあ……小夜子って子は?」
みんな首をかしげる。
「そんな子、いませんよ?」
「昔からこの村にそんな名前の子はいないわよ?」
どうして? わたし、確かに──

























あなたは小夜子?それともまひろ?どっちですか?夢にも出てくるってそうとうの恨みをもってそう