テニギリに会ったらどうしよう。怖いのかな、いやむしろ僕が成敗してやる!と色々想像した。
みんなの話してるテニギリの顔もたくさん想像した。
けど一度も遭遇することはなかった。
だからみんなに嘘をついた
「今日テニギリに手、握られたんだけど!最悪!」と。
みんなは
「大丈夫だった?」「許せねえ!」
と僕が期待したとおりの声をかけてくれて、仲間に入れた気がしてすごく嬉しかった…
その”テニギリ”がこちらを見ながら自転車に乗っている。
テニギリを思い出した瞬間場所が変わり、家の廊下を歩いていた。
「あれは絶対にテニギリだよなぁ….」
「懐かしいなぁ」「けっきょく遭遇できなかったんだよな….」
「てことは初めてテニギリに会えたんだ!」
「….でもあのテニギリは僕の創造した」
と考えながら廊下の先にある玄関ドアを開けると
目の前に彼が立っていた。
目じりと頬に何本もしわができるくらいニコニコした顔で、少し顔を左右に振りながら
「そうだよ」
って。
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