翌朝お祖母ちゃんに昨夜見たものの話をしたら、お祖母ちゃんの顔色がみるみる青くなっていった。
『ケイちゃん!あんた本当にそれ見たのかい?しかも、お友達がいたって!』
俺はお祖母ちゃんの剣幕に驚いて、ただ首を縦に振るしか出来なかった。
『シキ様じゃ…』
お祖母ちゃんの言ってる事がわからなかったが、お祖母ちゃんはすぐに戸棚から数枚の御札を出して俺に渡した。
『いいかい、ケイちゃんが見たのはシキ様という悪い神様じゃ、その友達はケイちゃんを恨んでいて呪いをかけたに違いないよ。
シキ様は3日かけて呪いをかけてくる、だから今夜はこの御札を布団の東西南北に置きなさい、それでシキ様の呪いは防げるから!』
その日は外に遊びに行く気も起きず、夕飯を食べてから布団を敷きお祖母ちゃんに言われたとおり御札を東西南北にそれぞれ置いて眠りについた。
その日の夜は何かで目を覚ます事なく朝を迎えたのだが、置いていた御札が全て八つ裂きになっていたのだ。
俺は予定を1日早く切り上げて東京に帰ってきた。
Sに連絡したのだが、電話もメールも反応はなかった。
休み明け、大学に行った俺はSが亡くなった事を知らされた。
なんでも前に付き合っていた女にナイフで全身10箇所以上刺されたそうだ。
俺は思い出した…御札が八つ裂きにされていた事を…
本当にSが俺に呪いをかけたのか、もう知ることは出来なくなってしまったが、俺にかけた呪いが自分に返ってきたのではないかと思っている…






















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