10分走って駐車場に着くと救急車とパトカーのサイレンの音が聞こえ、何かあったのかなって思っていると
そのサイレンの音はだんだん近くなってきている気がした。
そう思っているとパトカーと救急車が自分たちのいる駐車場に車を停め
僕たちはてっきり補導される、学校にバレたら怒られるって言うことを考えていたが
警察の人と救急車に乗っていた医療従事者の方が走ってこちらに向かってきて
「君たち何しているの?親御さんは?」と聞かれ
内心 あ、おわったなって思ったが
正直に夏休みの思い出で肝試しに来てました。
すみませんと謝った。
怒るのかなって思っていたがその考えとは違い逆に共感してくれた。
自分たちも子供の頃はそういうことしてたなって
気持ちがほっとして帰ろうとすると警察の人に「この辺で通報があって倒れている人がいるって連絡があったんだけど君たちが通報してくれたのかな?」と聞かれ
いいえ、違いますと言うと
警察の人はいたずら電話かと思い
自分たちに気をつけて帰るようにと言って車に乗りパトカーと救急車が走り去って行く時
後ろから女の子の声で
「ねぇ、ねぇ、ねぇ、」と声をかけてくる感じがして後ろ振り返っても誰もいない。
なんだ気のせいかと思って再び前を向いて歩こうとすると
今度は先程より近くから
「く、く、く、く、」
って言っているように聞こえた。
風も吹いていたので風の音と思い歩こうとすると足が動かない。
友達に声をかけ動けない事を言うが
友達は悪ふざけもほどほどにしろよと
笑いながら歩く。






















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