以来、あの女性も、あの腕も、見かけることはありません。
ですが今でも、クローゼットを開ける時、衣料品店で気になった服を手に取る時、
どうしてもあの腕がちらついてしまいます。
あの、生きた人間のものとは思えないほど細い腕が、
その細腕に掴まれたあの感覚が、頭から離れてくれないのです。
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