そして、先生はAが転校したことを最初に伝えた。他の生徒は、どこに行ったのか、などを聞いたが守秘義務があるなどと言い、答えてくれなかった。
さらに、高校ではBが転校して、同じように具体的なことは話さなかった。大学に進む人は、村を出るので俺は、そのまま地元を離れて帰省しなくなった。
もしかしたら、本能的に帰らないようにしているのかもしれない。
こんな感じだ。
一気に喋って疲れたのでジョッキに残っていたビールを一気に飲みほした。
聞いていた友達は、気まずい感じを何とかしようとしたが言葉が見つからないのか黙っていた。
多分このままで過ごしても、盛り上がらないのでこれで解散することにした。
帰り道、雨が降っていたのと酔っていたこともあり、金属の排水溝の上で滑って転んでしまった。そして、立ち上がるときに目の前にいたのは、全身を白の服に包んで目の死んでいるAとBだった。
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