数年前の話です。
その日、私は市役所に用事があり、最寄りの駅から市役所に向かって歩いていました。
あと3分ほど歩けば市役所。信号待ちをしていると、オタク風の背の低い男性から声をかけられました。
「あの、相談があるんですけど、仕事で失敗してしまって(詳細を言っていたが内容は忘れてしまった)、昨日事務に相談しに行ったら、社長に直接言うように言われたんですけど、そうした方がいいと思いますか?」というようなことを聞かれました。
私はギョッとすると同時に内心、「はぁ?」と思いました。なぜ、そのような相談を通りすがりの私にしてくるのでしょうか。
信号が青に変わり、「ちょっとごめんなさい。私もわからないです。」と断って早足で歩き出しました。
すると、その男性が「どうすればいいんでしょう」と繰り返し言いながら私の後をついて来たのです。
生きた心地がしないほど怖くて小走りで市役所に向かいました。市役所に入るとその男性はどこかに行きました。
用事を済ませてからも、あの男がどこかにいたらどうしようと怖かったのですが、その後は何もなかったのでほっとしました。
あの人は何だったのでしょう。とても怖かったです。
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