これは私が看護師1年目として働いていた頃の話です。
当時、私は3交代の病院で勤務していました。
その日、私は深夜勤務で午後11時半頃に出勤しました。
その時間の病院は消灯されていて、点いている電気は最低限です。更衣室は地下にあり、更衣室に行くには階段を降りて霊安室の前を通らなければなりません。
怖がりの私は日中でも他のスタッフがいない時に通るとぞくっとするほどでしたので、夜勤の時の恐怖といったらたまりません。夜はスタッフが少なく、更衣室に自分一人だけのときもあるのです。
その日も、更衣室にはおそらく私一人だけ。怖い気持ちを抑えて、素早く着替えて、小走りで階段を上り、1階のエレベーターホールに向かいます。
当時、私は10階の病棟で働いていたので、病棟へはエレベーターを使って行っていました。
エレベーターホールに行くには、待合室を通らなければなりません。
待合室にでる自動ドアを開けた時、私は気付いてしまったのです。
暗い待合室の長椅子にこちらを向いて横になっている人がいることに…わずかな光で照らされて、こちらを向いてニヤニヤ笑っているのがわかりました。
私は心臓が止まりそうなくらい驚きました。怖くて待合室を通れません。
もしかしたら患者さんかもしれないと思いつつも、怖くて声をかけれませんでした。
誰か他のスタッフが来ないかとしばらく病院の入り口付近で待っていましたが、誰も来る気配がありません。
勤務の時間も迫って来て、仕方なく、そちらを見ないようにしながら走ってエレベーターホールに行きました。
病棟で先輩にさっきあったことを話すと、やはり他の病棟の患者が徘徊しているのかもしれないと、待合室まで見に行ってくれましたが、すでにその人はいなかったようです。
今となっては、あの人が生きている人だったのかどうかはわかりません。
あれから何年も経ちますが、今でも夜の病院は苦手です。
























こおおおおおおおおおおおお
波紋使いがいるな