畳の間に着くと、予想外の人物が大きな木の机を囲んでいた。
みんな私の知っている人たちだった。
母、山岸一家そして守矢神社の神主一家。
母以外はなぜここにいるのか全く見当がつかなかった。
その場の誰もが違う色の重苦しい空気を身にまとっていた。
特に悠君の悲痛な表情が、岬が何か取り返しのつかない事に巻き込まれたのではないかと感じさせた。
目の前の景色が遠のいていくような錯覚に襲われた。
「遠路遥々疲れておるとは思うが、座って話を聞いてもらいたい。」
先代神主が口火を切る。
その暗い表情に刻み込まれた皺がより一層老け込んでいるように見えた。
「岬に何があったのですか?」
声が少し震えていた。
「『悪霊の神社』だ。」
意外な方向から声が上がった。
その浩二の声は陰鬱に響いた。
「『悪霊の神社』ってあの御伽話の?」
浩二が子供の頃に探検ごっこのネタにしていた話だ。
「御伽話じゃなかったんだ。」
その表情は暗く、真剣だった。
浩二自身、大人になるにつれあれが作り話だったと分かっているはずだ。
「どういう意味?話が見えない。」
話の方向性が見えず苛立った声を出してしまった。
「浩二、順序立てて説明せねば伝わらん。
奈々美よ、岬ちゃんの行き先について、儂らの見解を聞いてほしい。」
不安ばかりが全身にじわじわと染み込んでいた。
「僕からもお願いします・・・。」
その憔悴しきった表情と包帯の巻かれた足が痛々しかった。
悠君は岬を探しに行ったのだろうか。
2人の仲の良さを考えると、私と同じくらい岬がいなくなったことを悲しんでいるかもしれない。
「分かりました。お願いします・・・。」
とりあえず、なぜこの人達が集まっているのか、その理由を理解しなければならないと思った。
























随所に差し挟まれる小賢しいレトリックがいちいち鼻につく。
このサイトの読者層には刺さるのかもしれないけど。
ちょっと意味がわからない