「先輩たちも行ったことあるんだろ?なら何もないって」
好奇心に駆られたAは俺の背中を叩き、横を通ると先に上り始めた。
本当に行きたくはなかったが、ビビってると思われるのも癪だった俺は遅れながらもAの背中を追っていった。
踊り場を越えて扉へと続く階段を上ろうと懐中電灯を上に向けたとき、廊下へ出る扉の前でAが立ち止まっているのが見えた。
立ち止まっているというよりは固まっていた。
「おい、A?どうした?」
俺は階段を上りきり、Aの横へ行くとA
見つめる先へと懐中電灯を向けた。
階段と同様にボロボロに朽ち果てた廊下、その真ん中くらいに何かがいた。
それが何か認識した瞬間、背筋が凍った。
女がいる。
立ったまま微動だにせず、頭が床に付くほど体を前に折り曲げ、腕は力なくだらんと垂らしている。
垂れ下がったボサボサの髪は地面に広がり、僅かに見える首は生きている人間のものではなかった。
「死体?いや人形…か?」
Aが震えた声で呟く。
だがそんな考えはすぐに打ち砕かれる。
先程まで微動だにしなかった女の体がゆらゆらと横に揺れ始めた。
メトロノームのように一定のリズムで揺れるその不気味な動きと体勢に俺らは叫ぶことも逃げることもできなかった。
ただゆらゆらと揺れ続けるその女を見つめていた。
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行ってないのに行って
体験したようでした
怖いです
すごく怖かったです!!
すごく怖かったです!!天才でしょ😼
めっっちゃこわすぎ
生きてられなくなった 死ぬわ
怖ぁ 今から死にに行きます
流石だなあ
五階無いのは怖すぎる
ゾワワワワワっとしました
アバババババババ
こわ