「教えてやろうか?お前は」
「やめろ!わかったから!」
突然Yは叫んだ。
「そうだよY。母親と喧嘩をしてその拍子に転んで頭を打ったんだろ?」
「…そうだった…思い出したよ…」
「Y、お前はもう帰った方がいいぞ。」
「…そうだな、もう帰るよ…。」
Yはそう言うと、独特のリズムで公園に向かって歩いて行った。
足音が聞こえなくなったところで俺は立ち上がって後ろに振り向いた。
砂浜には、俺の足跡しかなかった。
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