トントン・・トントン・・
またドアからノック音
明るい部屋の中ですら離れるのが怖い
四人、一斉に振り返ってドアまで駆け寄り、ドアを開ける
ガチャッ!
誰もいない・・・・・・
トゥルルルルルルル・・・・トゥルルルルルルル・・・・
そこへまた電話が鳴った
トゥルルルルルルル・・・・トゥルルルルルルル・・・・
受話器を取るまで鳴る
「行くよ」
ガチャッ・・ツーツーツー
そして切れる
ザクッ・・ザクッ・・ザクッ・・
そしてまた、窓を開けるまで歩き回る
トントン・・トントン・・
ドアを開けるまで続く
ドアを開けると誰もいない・・・・・
夜が明けたというのにまだ続いている
きっと誰か友だちが死んだに違いない
っと、誰もが真剣に思った
四人とも電話を無視して
部屋の真ん中で車座になったまま
動かなかったという
七時ごろになって、それはやっと止まった
それで、みんな安心した
ジャラ・・・・
その瞬間、うしろで麻雀の牌の転がる音が聞こえた
怖くて誰も振り向けなかった・・・・・・・
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