すると、アパートの前の道を、誰かが歩いて来る音がする
ザクッ・・ザクッ・・ザクッ・・
「きっとメンバー外れたどっちかだろう」
ここにいるのはいつもの麻雀仲間六人のうちの四人
つまり、残った二人のうちの、どちらかの悪戯だろうというわけだ
友だちが窓を開けた
ガラガラガラ・・・・
「誰だ?わかってるんだぞ」
外は暗闇、足音は消えている
「誰もいない・・・・・・・・・・・」
「今まで音してたじゃないか」
「絶対人の足音だ、窓のすぐ前まで来てたがな」
すると・・・・
トントン・・トントン・・
ドアからノック音
ドキッとしてドアを見た
Mさんは四人いることが心強かった
「大丈夫だ、誰かの悪戯だって」っと勢いよくドアを開けた
ガチャッ!
誰もいない・・・・・・
トゥルルルルルルル・・・・トゥルルルルルルル・・・・
そこへ電話が鳴った
「行くよ」
「何?どういう事だ?」
麻雀どころではない・・・・
ザクッ・・ザクッ・・ザクッ・・
また前の道を誰かが歩いて来る
誰もが音の正体を知りたがった
「よしっ!」っと四人一斉に窓を開ける
今度は音は止む、気配も消える
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