臨海学校で男子生徒がひとり
波にさらわれて行方不明になった・・・
水死体が夜近くになって浜辺に打ち上げられた・・・
連絡を受けた両親が迎えに来るまでの間
とりあえず近くの海の家に安置させてもらうことになった
海の家の持ち主は「客商売だから死体はどこか見えないとこに置いてくれないか」と言う
そこで、海の家の畳と床板をはずして
砂の上に遺体を置き再び床板と畳を元に戻して
両親の到着を待つことにした
しばらくすると床板を叩く音がする・・・
コン・・・・コン・・・・
始めはみんな知らん顔をしていた・・・
っと、また・・・・
コン・・・・コン・・・・コン・・・・
「音がしますね」
「そうですね・・・」
「生き返ったんじゃないでしょうか?」
「そんなバカな・・・確かに死んでいました」
でも、音が聞こえるのも確かです
コン・・・・コン・・・・コン・・・・
大変だ!生き返ったのかもしれない
みんな慌てて畳と床板をはずして遺体を確認した
やっぱり死んでいた・・・
白い布を顔にかぶせたまま動いた形跡もない
「やはり何もなかったですね・・」
「いやぁ肝を冷やしましたなぁ」とみんなが苦笑した時
また・・・・
コン・・・・コン・・・・コン・・・・コン・・・・
明らかに人間がこぶしで床板を叩く音だ
コン・・コン・・コン・・コン・・
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