とあるゴルフ場での出来事

僕はゴルフが好きで3歳くらいの時から、父に買ってもらったプラスチックのゴルフクラブで遊んでいました。

そしてこれは僕が受験する前、小学校低学年の話です。

もう2，3年生くらいになるとプロと同じように普通のコースを父と兄の3人で回っていました。

ある週末、いつもの3人でナイターゴルフをしていました。父も兄もその日はほんとに普通なコンディションで別にスコアは悪くはなく順調に進んで前半を終えました。

後半のあるコースで僕らは異変に築きました。

僕たちが最終組のはずなのに後ろに若い2人組が当たり前のようにいました。

まあいろいろあったんだろうと思い特に気にせず後半の後半に差し掛かかったころ兄めがけてゴルフボールが飛んできました。

そのボールは兄の右足の太ももに当たり兄は絶叫しました。

僕と父もとても驚き、ほんとにこんなことあるのかと驚いていました。

その時、怒りの声が聞こえました。　父でした。

それなのに後ろの組の二人は何もなかったかのようにクラブを持ち替えていました。

そう。本当に何もなかったかのように。

ですが数秒後さすがに父にビビったのか一人がこちらに来て謝りました。

父や兄はへらへらしていた。と言っていましたがあの時謝りに来た若者が笑っていたように見えたのは気のせいでしょうか？

幸い兄のけがはあざで済みました。

それからずっとそのゴルフ場に行くと近くにボールが飛んできたり似たようなことが起こりました。

あれから10数年僕は兄と一緒に銭湯に行きました。

そこで見たのは兄の右足の太ももに残っていたあざでした。