ある日、Cは最近できた彼女と電話で話していた。
Cは彼女との長電話を楽しみ、翌日遊びにいく約束をし、電話を切った。
しかし、受話器を置いて、すぐに再び電話がなった。
Cは彼女が何か言い忘れたのだろうと思い、受話器を取った。
『あなた…キュルキュルキュル…でしょ?』
Cは焦った。あの電話だ…!
「おい、誰なんだ!?いたずらはやめろ!」
『あなた…キュルキュルキュル…でしょ? あなた…キュルキュルキュル…でしょ?
あなた…キュルキュルキュル…でしょ? あなた…キュルキュルキュル…でしょ?
あなた…キュルキュルキュル…でしょ? あなた…』
Cは怯えながらも、電話を切ったら自分も死ぬと思い、ずっと受話器を握り締めていた。
何時間が経っただろうか、気がつけば空も白み始めている。
さすがにCも限界だった。
しかしその頃から、電話の『キュルキュルキュル』という
テープの早送りのような部分が、徐々にゆっくりとなっていった。
『あなた…キュルキュルキュル…でしょ? あなた… キュル キュル キュル …でしょ? あなた…』
『キュルキュルキュル』の部分は、少しずつ人の声へと近づいていく。
そして、とうとうはっきりと声が聞こえるようになった。
『あなた…死にたいんでしょ?』
「俺は死にたくない!死にたくない!!」
Cがそう叫んだ瞬間、電話は切れた。
Cはそれからも、元気に暮らしているらしい。























BとAは答えなかったから肯定だとみなされたのか、、、、
稲川淳二の有名な怪談ですね
断る勇気、必要。
上に縦でいながわって書いてある?