太郎「俺ちょっと送ってくわ、心配だから
取り敢えず俺も帰るな、気を付けろよ」
……太郎は良く出来た男だった
まぁ別に怖くないし、
私は自室から、車に乗り帰る一行を震える手足を押さえつつも見送り
私は呪われるであろうDVDと共に一夜を明かした
それから暫くして色々な展開はあった
女子美と太郎が付き合うどうのだったり
私がいない自室に女子恵が何度も出入りしていて
気付くか気付かないかのところに手紙や来た証拠品みたいな物を置いて行ったり
実はあの呪われる系DVD事件の次の日
下の階からお怒りの苦情が入り
寮を出ていく事になったりと、まぁ色々な時間を過ごしたある日
いつもの如く私と太郎はドライブをしていた
太郎の車はいつも洗車、清掃がされていて
週1くらいでしか洗車しない私は
最初このピカピカの車に乗るのをためらったものだが
今は我が物顔で助手席でくつろいでいる
多分この街に来てから過ごした時間は
ひょっとしたら職場の夫婦よりも長いかもしれない
それでも解らない事もある
どれだけ気が合っても、どれだけ同じ時間を過ごしても
解らなかった。
太郎から少しずつ笑顔が消えていってた事が、
薄々は気付いていたが
デリケートな所もあるし、そこは太郎のペースで
言いたい時、言いたいだけ
私なら何時でもいくらでも悩みでも何でも聴いて受けとめてやるぞ!
そんな受けの姿勢も、きっかけで、始まりだったのか
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