是枝は眠い目を擦りながら携帯を取り目の前に持ってきたとき、心臓の心拍数が一気に上がる。
━絢子からだ!
慌てて応答ボタンを押すと、耳元に携帯を持ってくる。
「もしもし!もしもし!絢子か!?」
彼は上ずった声で問いかける。
「もしもし!もしもし!」
「…………」
返事がない。
是枝は暗闇の中、全神経を耳に集中した。
すると微かだが何か音が聞こえてくる。
ん?何だ?
それは、まるでテレビの「砂嵐」のようなノイズ音のようだった。
ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
渓流が流れる音のようにも聞こえる。
ザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
音は延々と続いていた。
この話は怖かったですか?
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ねこじろうさんの作品のファンです。以前のサイトがなくなってから探してこのサイトでやっと見つけました。
今後のご活躍を楽しみにしています
怖話の頃からの読者の方ですね
わざわざ来ていただき、ありがとうございます
現在はこちらのサイトに作品をアップしております
今後もあげていく予定ですので、また時間のある時とかに読んでいただくと、光栄です
━ねこじろう
めっちゃ怖くて面白い
怖がってもらえ、光栄です
─ねこじろう