冷蔵庫の低く唸るようなモーター音が室内に響き渡っている。
降りた先はお店のバックヤードで、
壁際には大きめの業務用の冷蔵庫が並んでおり、真ん中には肉を処理するための広めの台がある。
ぼくは向かって右端の冷蔵庫前に立ち椎名ちゃんを床に下ろした後、冷蔵庫のノブを両手で下ろしゆっくり観音開きしていった。
白い冷気がサッと顔を掠める。
微かな獣臭が鼻腔をくすぐった。
広い庫内の奥には霜の降りた骸(むくろ)らが二体、うつむきもたれあって体育座りしている。
一人は高校の制服姿もう一人は白のスエット姿だ。
「めぐみちゃ~ん、あやちゃ~ん、新しい友達が来たよ~」
そう言ってぼくは椎名ちゃんを彼女たちの前に座らせた。
そして
「これからは三人仲良くするんだよ」と言うと、ゆっくり扉を閉じていった。
※※※※※※※※※※
その時だ。
背後から声がする。
「副島さん、すみませ~~ん。
ご在宅ですかあ!?」
店舗正面からのようだ。
ぼくはバックヤードを出て店内に行くと閉じられたシャッターの前に立ち、
「はい、どちらさんですか?」と応えた。
シャッターの向こうから実直そうな男の声が聞こえてくる。
この話は怖かったですか?
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こわかったよー 。学校のタブレットでみてます。
コメントありがとう
━ねこじろう
こわいです
私もタブレットで‥
わたしもー
俺も、、、
おいおい、仲間しかいねえじゃねえかよ、俺も。
わたしも。。
僕も〜
俺もー
私も学校のタブレットで見てるwww
おれも
私も、、、、
オイラも
私も