と声をかけられたのでリビングに向かった。
すると弟さんはいつものように元気に戯れてくるのだ。
「なんだよぉ〜。さっきはあんなに冷たかったのにぃ。あれ?」
先程部屋に来たときとは違うTシャツを着ていた。
今は無地のシャツを着ている。
「あの服かわいかったのに着替えちゃったんだ」
「ん?弟ずっとリビングにいたしずっとこの服着てたよ?」
「え?あ、じゃあお友達と間違えちゃったのかな」
「友達なんて来てないけど」
たしかに部屋を覗き込んできたのだ。
いつものように元気はなく少し拗ねているように見えたものの、顔も背丈も同じで間違えようかない。
明るい時間帯にあまりにもハッキリ見えたので弟さんだと思っていたが
「多分、おばけだったんじゃないかな」
と姉は言う。
僕はこの姉の体験談をいろんな所で話していたのだが、とある番組で披露した際に興味深い考察を聞いた。
「その土地にいる何かが知っている人に化けて出てくる事がある。たとえばAさん、Bさん、 Cさんの3人がいたとして、Aさん、Bさん、 Aさん、Cさんと、数えているときにはなんの違和感もなく Aさんを2回数えてしまって、用意されたものが4つあるなんてことも。もしかしたらその地に住む何かが弟さん、みんなの知っている姿になって何かを伝えようとしていたのかもしれない」
さらに興味深い考察は続く。
「ちなみにそのアニメキャラクターとは?」
昔からやっているアニメキャラクターの名前を伝えると
「今のアニメキャラクターやコンテンツであれば今の人の可能性が高い。そのキャラに馴染みがあるから。でもそのアニメキャラクターということであれば、今の人ではなくもっと前からそこにいる人可能性もある」
とのこと。
建物や物にまとわりつく付喪神(つくもがみ)系の話はよく耳にするが、もしかすると土地にまとわりつく何者かもいるのかもしれない。
読者の中で、それまでは何も経験した事がなかったが、たまたま居た場所で体験してしまったなどの体験談をお持ちの方がいたら是非、ご一報頂きたい。
























この話シーハナで聴いたことあるかも
コメント、ありがとうございます!
はい!そのお話をした本人です。
(※念の為、盗作ではないことを記しておきます)
結構怖かったです!